ディスカバークイーン第50回その4 ラストショーマストゴーオン

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◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆太鼓の達人 ロジャー・テイラー


MUSIC LIFE ロジャー・テイラー/QUEEN 永遠のロックンロール・ドラマー (SHINKO MUSIC MOOK)

コーナー名は
西脇辰弥のロジャー・テイラー・ドラム徹底解剖!

サンプリングされたスネアで始まりました。

ロジャー・テイラーのドラムのキーワードは
ゴースト・ノート です。

ドン・タン・ドン・タン の間の
ツタツタツタ という音です。

と、文字で表すと、わかりにくいのですが
だからラジオでの解説は貴重なのですね。

ただし、メロディーではなくリズムパターンなので
幾分はわかります。

・ズーン・ターンツカ・ツカツン・タン・
・ズーン・ターンツカ・ツカツン・タン・

・から・までを一拍として、
一拍を0.5秒ぐらいにするとなんとなく再現できます。

この奏法は以前はシェイク、後にブーガルと呼ばれました。

佐野元春のアンジェリーナに出てくる
トランジスタラジオでブガールー が
ブーガルですね。


ザ・ソングライターズ [ 佐野元春 ]

1980年代のゲートリバーブ大流行の時に
衰退しました。
ゲートリバーブはリバーブを強制的に止めるものなので
ゴーストノートは邪魔になります。
1980年代は間の多いフレーズが隆盛を極めました。

正17:ミステリー・ブーガル サンディ・ネルソン

1968年の曲です。
サンディ・ネルソンはアメリカのドラマーです。

1990年代に2つのジャンルに劇的に復活します。
その2つのジャンルとは
R&B(リズムアンドブルース)とグランジです。

正18:オプティミスティック サウンズ・オブ・ブラックネス

1991年のアルバム、エボリューション・オブ・ゴスペルの
収録曲です。
ベスト盤にも収録されています。


Sounds Of Blackness サウンズオブブラックネス / Very Best Of 輸入盤 【CD】

正19:スメルズ・ライク・ティーン・スピリット ニルヴァーナ

1991年の大ヒットアルバム、ネヴァー・マインドです。
ドラマーはデイヴ・グロールで
後にフー・ファイターズでも活躍しました。
また、ジョン・ポール・ジョーンズやミック・ジャガーとも共演しています。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ロジャー・テイラーの色気

さて、話はロジャー・テイラーに戻ります。

正20:スウィート・レディー
ブライアン・メイ作


オペラ座の夜(SHM-CD)

ロジャー・テイラーの奏法は
ビッグバンドジャズの影響があるようです。

スウィート・レディーは後半に倍テンになってカオス状態になります。
この時のドラミングがシグネチャーフレーズです。

右足も左手も2つずつ叩きます。
キックとスネアの2打目がゴーストノートです。

このタイミングで曲のハネ具合が決まりますが
ロジャー・テイラーは少しハネます。

それがわかるのが
ストーン・コールド・クレイジーや
アイ・ウォント・イット・オールです。

それが、ロジャー・テイラーの色気です。


MUSIC LIFE ロジャー・テイラー/QUEEN[EXTRA] クイーン・ジェネレーションのためのミュージック・ラ

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆愛が多すぎるとどうなるかのサウンドメイク

正21:トゥー・マッチ・ラヴ・ウィル・キル・ユー
ブライアン・メイ作


メイド・イン・ヘヴン(SHM-CD)

ここからは、ロジャー・テイラーのサウンドメイクの話です。

スネア一発の加工が例として上がりました。

リバーブを掛けます。
リバースリバーブを掛けます。

これをドラムのフレーズに施すとロジャー・テイラーの
ドラムサウンドとなります。

結論としては、労を惜しむな!

やらなくて良さそうなことまでやるクイーンのサウンドメイクです。

正22:ザ・ルーザー・イン・ジ・エンド
ロジャー・テイラー作


クイーンII(SHM-CD)

クイーンIIのホワイトサイドのラストナンバーです。

曲の終盤でルーディメンタルをパラディドルを
多用するサウンドが見られます。

アンダー・プレッシャー(カバー)のジングルで
次のコーナーです。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆短歌って、そんなんなの

裏5:ハンマー・トゥ・フォール(カラオケ)
ブライアン・メイ作

裏6:タイ・ユア・マザー・ダウン(カラオケ)
ブライアン・メイ作

裏7:キープ・ユアセルフ・アライブ(カラオケ)
ブライアン・メイ作

本当にハンマー・トゥ・フォールが好きみたいです。

このコーナーって、必要でした?
前半が約13分
後半も約13分

あわせて約26分

何曲のクイーンナンバーがオンエアできたかと思うと
かなり残念でした。

アンダー・プレッシャー(カバー)のジングルで
コーナーが終わりました。

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