こんにちは、
ぶらあどびじょんです。
ザ・ミラクルについてですが
今回はA面です。
THE MIRACLE

ザ・ミラクル [ クイーン ]
ザ・ミラクル
ザ・ミラクルはフレディ・マーキュリーの病気が明らかになり、
これでもう最後かもしれないという
覚悟で臨んだ最初のアルバムです。
もちろんその事実は一般には発表されていませんでした。
しかしアルバムタイトルにも思いは込められています。
この作品からクレジットが
全曲クイーンになったのを不思議に感じていました。
いわば終わりの始まりです。
このアルバムの特徴はバラードがないということです。
明るく快活な曲を中心に構成されています。
最もゆっくりしたテンポの曲は
アルバムタイトルナンバーのザ・ミラクルです。
しかしザ・ミラクルもバラードではありません。
そしてもうひとつ、
振り返って考えると
ラストアルバムになるかもしれないことを
明に暗にほのめかす曲が多いということでしょう。
アルバム・ジャケットはとても特徴的です。
4人の顔の合成写真です。
一説にはフレディ・マーキュリーの
病気によるやつれ具合を隠すために
あのような合成写真になったとのことです。
クレジットは全曲クイーンですが、
作者としては、
後年誰が中心で作ったかが明らかになっているので、
そのメンバーの名を挙げます。
A面
オープニングナンバーはアップテンポのパーティ。
ドラムがどんどん引っ張っていきます。
作者はフレディ・マーキュリー、ブライアン・メイ、ジョン・ディーコン
ボーカルも元気ですが、短くてもエネルギーのみなぎる曲です。
聴いていて元気が出てきます。
メドレー形式でカショーギの船が続きます。
前曲パーティが終わった直後にイントロ無しで
「誰がパーティを終わりだと言ったんだ!」
という歌詞で始まります。
少しテンポは落ちますが、
こちらも元気溢れる曲に仕上がっています。
作者はフレディ・マーキュリー、ジョン・ディーコン、ロジャー・テイラー
ザ・ミラクルはアルバムタイトルナンバーです。
いわゆるいつものクイーン節です。
鍵盤楽器のバッキングでフレディ・マーキュリーが歌い始めます。
世の中の奇跡の数々を歌い上げます。
そして平和の訪れを待っています。
後半アップテンポになって盛り上がりそして再び元のテンポに戻り
コーラスで終わります。
フレディ・マーキュリーとジョン・ディーコンの作品です。
次のアイ・ウォント・イット・オールは
ブライアン・メイ作のハードロックです。
力強いギターに導かれて曲が始まります。
強いビートをドラムが刻みます。
そして全てが欲しいと歌うフレディ・マーキュリーの声も
とても荒々しく力強いものです。
途中でブライアン・メイとの
ボーカルの掛け合いもかっこいい展開です。
そして最後はアップテンポでハードロックとなり
テンポが戻ってコーラスとドラムだけになります。
クイーンの曲の総集編のようです。
なおこの曲のシングルバージョンはいきなりコーラスから始まります。
こちらも素晴らしい出来栄えです。
うってかわって楽しいジ・インビジブルマンの登場です。
これはロジャー・テイラーの作品です。
かなりリズミカルな曲調ですが、
モチーフはビデオゲームですね。
最初にロジャー・テイラーの声で
「フレディ・マーキュリー」と声がかかります。
次はフレディ・マーキュリーの声で
「ジョン・ディーコン」「ブライアン・メイ、ブライアン・メイ」
そして「ルーロジャー・テイラー」と
曲の途中でメンバー紹介をする珍しい曲です。
全体的に明るく楽しい曲です。
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