◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ゲート・リバーブのドラムサウンド
正4:テア・イット・アップ
ブライアン・メイ作

ザ・ワークス [ クイーン ]
ティア・イット・アップと書かれることもありますが
テア・イット・アップのようです。
Tear は、「涙」ではなく、「引き裂く」の意味ですね。
さてテア・イット・アップも、
ドラムサウンドの話題でした。
ゲート・リバーブの説明ですね。
まず用意されたのは、
スネアとタムとバスドラに
1本ずつ立てた近接マイク拾った音です。
つぎに、よく響く部屋を用意して
全体を取るマイクでドラムサウンドを拾います。
さらにノイズゲートをかけます。
楽器の音が鳴っていないときに聞こえる
いわゆる環境音をゲートにより消してしまうものです。
そうするとテア・イット・アップの
ドラムサウンドみたいになります。
残響を強制的にカットするのが
ゲート・リバーブです。
この手法の代表はフィル・コリンズです。
1979年のピーター・ガブリエルのアルバムで
使われたのが最初とのことですが、
1979年にはアルバムリリースがないので、
おそらく1980年のアルバムのことでしょう。

【輸入盤CD】Peter Gabriel / Peter Gabriel 3: Melt (ピーター・ガブリエル)
アルバムタイトルは Peter Gabriel ですが、
1作目から4作目まで同じタイトルなので、
このアルバムは III または Melt と呼ばれています。
このアルバムはドラムスまたはドラムパターンで
フィル・コリンズが参加しています。
ディスカバークイーンで西脇辰弥さんが用意した
参考音源はフィル・コリンズ自身の作品です。
正5:アゲンスト・オール・オッズ フィル・コリンズ

ベスト・オブ・フィル・コリンズ [ フィル・コリンズ ]
1985年にはゲーテッドドラムサウンドを
大フィーチャーしたパワーステーションが
アルバムを出しました。

Power Station パワーステーション / Power Station 輸入盤 【CD】
ただし、ゲートリバーブは「間」の多い曲専用です。
ゴーストノートや速いフレーズには合いません。
1990年代には廃れました。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆テア・イット・アップのコーラス
テア・イット・アップは
ブライアン・メイとロジャー・テイラーとフレディ・マーキュリーの
声がコーラスで聞こえる原点回帰の
コーラスワークでした。
これは、アイ・ゴー・クレイジーにも共通しています。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆いつもより結構長いギターソロ
正6:イッツ・ア・ハード・ライフ 邦題:永遠の誓い
フレディ・マーキュリー作
サンプラザ中野くんは「えいえんのちかい」と紹介していましたが
「とわのちかい」ですね。
それは良いとして、
この曲の冒頭はレオン・カバッロのオペラ 道化師のアリア
衣装をつけろ から取られています。
正7:道化師のアリア 衣装をつけろ ルチアーノ・パヴァロッティ

THE GREATEST HITS [ ルチアーノ・パヴァロッティ ]
イッツ・ア・ハード・ライフは
ブライアン・メイのギターソロが12小節あります。
感動的なギターソロです。
西脇辰弥さんによると、ギターによるファンファーレです。
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