ディスカバークイーン第39回その1 ホット・スペース

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◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ディスカバークイーン!第39回

ごきげんよう、ぶらあどびじょん です。
ディスカバークイーン!第39回についてです。

2022年1回目の放送は映画の主題歌からでした。

オリジナルアルバムと位置づけられることもあるので
曲をかけたのでしょう。

正1:フラッシュ
ブライアン・メイ作


フラッシュ・ゴードン(SHM-CD)

バイシクル・レース(カバー)のジングルで
すぐにコーナーに入ります。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆クイーンズクロニクル 西脇辰弥さん

裏1:アクション・ディス・デイ
ロジャー・テイラー作

西脇辰弥さんの登場です。
本日の登場曲は フラッシュ でした。

さて、今回からクロニクルが中途半端になります。
全曲がかかりません。

番組構成上仕方のないことなのでしょうが、
1年やる番組としては、なんとも情けない状態です。

西脇辰弥さんもきっとコンプリートしたかったはずです。

そういう意味では、
今回のホット・スペースは
西脇辰弥さんの意地がうかがえた回でした。

意地、矜持、反抗、抵抗、心意気、誇りと
何でもいいのですが、そういうものが感じられた
一時間でした。

ホット・スペースは1982年の作品です。


ホット・スペース(SHM-CD)

正2:ステイング・パワー
フレディ・マーキュリー作

唸るシンセベース!
轟くホーンセクション!
さらにドラムマシーン!

そしてフレディ・マーキュリーの
この時点での地声の最高音Dを記録しています。

それまではC#でした。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ファンクの名曲 ステイング・パワー

正3:ホワッチャ・ゴナ・ドゥー・フォー・ミー チャカ・カーン

1981年の作品で
邦題は「恋のハプニング」です。
ホーンセクションはアリフ・マーディンです。


チャカ・カーン・ベスト!~エピファニー [ チャカ・カーン ]

アリフ・マーディンはトルコ人の編曲家で
チャカ・カーンやアレサ・フランクリン、
マンハッタン・トランスファー、ローラ・ニーロなどを
手掛けています。

そして、ホット・スペースも手掛けています。
ステイング・パワーのホーンアレンジですね。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ドラムマシーンは打ち込み

ドラムマシーンはシンセドラムや電子ドラムとは違います。

ドラムマシーンはプログラミング、いわゆる打ち込みです。

この分野の魁はリズムマシーンあるいはリズムボックスですね。

正4:ハート・オブ・グラス ブロンディ


恋の平行線 [ ブロンディ ]

出だしのピコピコ音というか、カタカタ音というか
ポコポコ音というか、それがリズムマシーンです。

それが次第に発展していき、ドラムマシーンになりました。
ステイング・パワーの頃はドラムマシーンです。

ホット・スペースでは、A面全曲に
ドラムマシーンが使われています。

ただし、生ドラムも入っています。

ステイング・パワーでは、ホーンソリに
生ドラムが入っています。

ちなみに、ホーンセクションが前面に出ている部分は
ソロ(一人)ではないので、複数形で
ホーンソリと言うそうです。

正5:ワナ・ビー・スターティング・サムシング マイケル・ジャクソン

ドラムマシーンのサンプルとしては
マイケル・ジャクソンが出てきました。


スリラー(Blu-spec CD2) [ マイケル・ジャクソン ]

続いて最初期のドラムマシーンの例です。

正6:ザ・トワイライト・クローン   ハービー・ハンコック


マジック・ウィンドウズ [ ハービー・ハンコック ]

アルバムのマジック・ウィンドウズ
これは1981年の作品です。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆同音連打のシンセベース

間髪入れずにドラムからベースの話に移ります。

フレディ・マーキュリーが演奏する
シンセベースのリフは同音連打の連続です。

キーボードでは難しいテクニックです。
それをあえてやっています。

このような演奏は、フラッシュ・ゴードンを作った
経験が生かされたということです。

さて、ステイング・パワーはファンクにしては型破りです。
印象的なリフにボーカルが乗っていません。

これがフレディ・マーキュリーのファンクに対するアプローチです。

続くダンサーはブライアン・メイですが、
フレディ・マーキュリーとは真逆のアプローチです。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆西脇辰弥さんの意地

ところで、ここまでの番組の時間が25分半ぐらいです。
西脇辰弥さんのコーナーは8分ぐらいに始まっています。

つまり、1曲目の解説がおわるまで、18分近く時間をかけました。
クイーンズクロニクルの時間は50分程度なので
持ち時間のうちの3分の1以上を1曲目に費やしています。

これが、西脇辰弥さんの心意気だと思います。

なにしろ、ステイング・パワーに対して、
サンプル音源が4曲ですからね。
過去最多です。

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