ディスカバークイーン第37回その2 蔵出し

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◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆クイーンズクロニクル ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン

次は、クイーンズクロニクルの
アウトテイク、すなわちボツネタです。

裏4:ユア・マイ・ベスト・フレンド
ジョン・ディーコン作

解説はゴッド・セイヴ・ザ・クイーンについてです。
8月のオペラ座の夜B面の回には
放送されなかった部分です。


オペラ座の夜(SHM-CD)

ブライアン・メイのギターオーケストレーションの
音の重ね方についてでした。

音を重ねるときにはピアノで
ガイドとなるフレーズを用いるといいよ
という内容です。

途中で音楽の専門用語ができます。

リタルダンド:だんだん遅くなる
ア・テンポ:元の速さに戻る

ピアノのガイドの入れ方のレクチャーでした。

ゴッド・セイヴ・ザ・クイーンの一節を使って

ピアノガイド
ピアノガイド+1声目
ピアノガイド+1声目+2声目
ピアノガイド+1声目+2声目+3声目
ピアノガイド+1声目+2声目+3声目+4声目
1声目+2声目+3声目+4声目(完成形)

1声目が最も高いパート
4声目が最も低いパートです。

これを全てシミュレートして聴かせてくれました。

とても勉強になりますが、
時間がかかるのも確かです。

裏5:ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン
ブライアン・メイ アレンジ

そして、この手法を実際に使った
西脇辰弥さんの仕事がサンプルとして放送されました。

正6:愛の重力   中島愛


Thank You [ 中島愛 ]

2014年のアルバム、サンキュー収録です。
冒頭部分がストリングス系ですが
音が幾重にも重ねられています。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆クイーンズクロニクル オウガ・バトル

ここからは、西脇辰弥さんが
番組中にやり残した事に関してです。

まずは、オウガ・バトルです。


クイーンII(SHM-CD)

イントロ部分がアウトロ部分を逆再生したものを
イントロにくっつけた話がありました。
その際にアウトロを逆再生してこんな感じですが
放送されました。

では、イントロを逆再生したら
どうなるんだという事が抜けていました。

オウガ・バトルはエンディングの
銅鑼の音が減衰しきらないうちに次の
フェアリー・フェラーが始まります。

しかし、イントロの部分を逆再生すれば
ロジャー・テイラーの叩く銅鑼の音が
減衰していく様子を聴くことができるはずです。

つまり、本来の音を聞くことができます。

ということで、オウガ・バトルの
イントロの逆再生を聴かせてくれました。

正7:オウガ・バトル (イントロの逆再生)
フレディ・マーキュリー作

ただ単に銅鑼の音が収束していくだけでなく
シュワ~という音も聴こえます。

フェイザーがかけられているようです。

ここで西脇辰弥さんによる、
ホワイトノイズを使ってシミュレートが始まります。

フェイザーをかけたり、かけるのをやめたりしながら
ミキサーが調節します。

ということで、フェアリー・フェラーが
始まらないオウガ・バトルを聴けました。

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