◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆クイーンズクロニクル ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン
次は、クイーンズクロニクルの
アウトテイク、すなわちボツネタです。
裏4:ユア・マイ・ベスト・フレンド
ジョン・ディーコン作
解説はゴッド・セイヴ・ザ・クイーンについてです。
8月のオペラ座の夜B面の回には
放送されなかった部分です。
オペラ座の夜(SHM-CD)
ブライアン・メイのギターオーケストレーションの
音の重ね方についてでした。
音を重ねるときにはピアノで
ガイドとなるフレーズを用いるといいよ
という内容です。
途中で音楽の専門用語ができます。
リタルダンド:だんだん遅くなる
ア・テンポ:元の速さに戻る
ピアノのガイドの入れ方のレクチャーでした。
ゴッド・セイヴ・ザ・クイーンの一節を使って
ピアノガイド
ピアノガイド+1声目
ピアノガイド+1声目+2声目
ピアノガイド+1声目+2声目+3声目
ピアノガイド+1声目+2声目+3声目+4声目
1声目+2声目+3声目+4声目(完成形)
1声目が最も高いパート
4声目が最も低いパートです。
これを全てシミュレートして聴かせてくれました。
とても勉強になりますが、
時間がかかるのも確かです。
裏5:ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン
ブライアン・メイ アレンジ
そして、この手法を実際に使った
西脇辰弥さんの仕事がサンプルとして放送されました。
正6:愛の重力 中島愛

Thank You [ 中島愛 ]
2014年のアルバム、サンキュー収録です。
冒頭部分がストリングス系ですが
音が幾重にも重ねられています。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆クイーンズクロニクル オウガ・バトル
ここからは、西脇辰弥さんが
番組中にやり残した事に関してです。
まずは、オウガ・バトルです。
クイーンII(SHM-CD)
イントロ部分がアウトロ部分を逆再生したものを
イントロにくっつけた話がありました。
その際にアウトロを逆再生してこんな感じですが
放送されました。
では、イントロを逆再生したら
どうなるんだという事が抜けていました。
オウガ・バトルはエンディングの
銅鑼の音が減衰しきらないうちに次の
フェアリー・フェラーが始まります。
しかし、イントロの部分を逆再生すれば
ロジャー・テイラーの叩く銅鑼の音が
減衰していく様子を聴くことができるはずです。
つまり、本来の音を聞くことができます。
ということで、オウガ・バトルの
イントロの逆再生を聴かせてくれました。
正7:オウガ・バトル (イントロの逆再生)
フレディ・マーキュリー作
ただ単に銅鑼の音が収束していくだけでなく
シュワ~という音も聴こえます。
フェイザーがかけられているようです。
ここで西脇辰弥さんによる、
ホワイトノイズを使ってシミュレートが始まります。
フェイザーをかけたり、かけるのをやめたりしながら
ミキサーが調節します。
ということで、フェアリー・フェラーが
始まらないオウガ・バトルを聴けました。
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