ディスカバークイーン第36回その4 ザ・ゲームB面

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◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆エンディングの和音がメジャー6

カミングスーンのエンディングは
Gmaj6 です。

古色蒼然とした終わり方です。
グレン・ミラーなどの時代感が出ます。

ビートルズがヘルプで使いましたが
当時(1965年頃)としても
古い感じがしたそうです。


ヘルプ! [ ザ・ビートルズ ]

ビートルズの影響で一時的に
メジャー6で終わる曲が増えましたが、
ザ・ゲームの1980年頃はさすがにすたれます。

それを、あえてわざわざ
ロジャー・テイラーが使うあたりが
クイーンサウンドの楽しさです。

コーラスの感じはELOっぽさがります。
エレクトリック・ライト・オーケストラで
当時大ヒットしていたバンドです。

1979年にディスカバリーが
発表されています。


【輸入盤CD】Electric Light Orchestra / Discovery (エレクトリック・ライト・オーケストラ)

カミング・スーンは当時の
サウンドを取り入れながらも
ドラムだけはしっかりハードです。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ラストはこの曲、セイヴ・ミー

正8:セイヴ・ミー
ブライアン・メイ作

ブライアン・メイがピアノも弾いています。
時代にマッチした弾き方に
変わってきているとのことです。

さて、この曲の解説で取り上げられたのは
ライブ・パフォーマンスのことです。
この頃までは、クイーンはライブで
サポート・メンバーを使いませんでした。

ですから、セイヴ・ミーのライブは
連携プレイの連続です。

1)オープニング
ブライアン・メイがピアノを弾き始めます。
フレディ・マーキュリーが歌い出します。

2)1番のサビ
サビでロジャー・テイラーと
ジョン・ディーコンが入ります。
ギターはまだ入りません。

3)2番
ブライアン・メイはピアノを弾き続け2番に入ります。

4)2番のサビ
2番のサビでブライアン・メイが立ち上がり
スタッフからギターを受け取ります。
ブライアン・メイもロジャー・テイラーも
コーラスをしているので
ピアノがいなくなっても寂しくありません。

5)間奏1
間奏になるとフレディ・マーキュリーが
ピアノを弾き始めます。
リードはブライアン・メイのギターですが、
フレディ・マーキュリーのピアノも
フレーズを奏でます。

6)ちょっとだけ入るボーカル部分
フレディ・マーキュリーがピアノを弾きながら歌います。

7)間奏2
ブライアン・メイがリードギターで
フレディ・マーキュリーのピアノ
ロジャー・テイラーのドラムス
ジョン・ディーコンのベースがバッキングです。

6)間奏後の歌の部分
間奏が終わるとフレディ・マーキュリーに
スタッフがマイクを渡し、歌い出します。
この時点でピアノ奏者はいません。

7)エンディング
ブライアン・メイがギターでフレーズを奏でる。

クイーンは諦めずに
自分たちだけで演奏をしました。

このライブはオンファイア1982で
聴くことができます。


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ということで、
アンダー・プレッシャー(カバー)のジングルで
このコーナーが終わりました。
そして、番組もエンディングです。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆曲目リスト

今回オンエアされた曲は以下のとおりです。

しゃべりのBGMで流れていた曲

愛という名の欲望(カラオケ)

曲目リストに掲載されている曲

タイ・ユア・マザー・ダウン
ロック・イット
アイ・フィール・ラヴ  ドナ・サマー
ドント・トライ・スーサイド 邦題:自殺志願
ウォーキング・オン・ザ・ムーン  ポリス
セイル・アウェイ・スウィート・シスター
カミング・スーン
セイヴ・ミー

色んな意味で、時代が変った1980年です。
そして、この年に発表された
ザ・ゲームもクイーンの変換点です。

折り返し点と言ってもいいかもしれません。
クイーンの歴史を
まだまだ半分しか追いかけていません。


ザ・ゲーム(SHM-CD)

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