ディスカバークイーン第36回その2 ザ・ゲームB面

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◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ハイトーン合戦 ロック・イット


ザ・ゲーム(SHM-CD)

正2:ロック・イット
ロジャー・テイラー作

ボーカルは
フレディ・マーキュリーと
ロジャー・テイラーの二人。

フレディ・マーキュリーの地声の最高音は
1980年の時点でC#です。

イッツ・レイトや
デッド・オン・タイムで
この音を出しています。

これら2曲はいずれも
ブライアン・メイ作です。

そしてロジャー・テイラー作の
ロックイットでもC#は使われています。

ロジャー・テイラー自信は
もっと高い音を出しています。

二人のボーカリストが
切磋琢磨している様子がうかがえます。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆プロデューサーのラインホルト・マック

このアルバムはマック(ラインホルト・マック)
共同プロデュースです。

この人はドイツ人で、
ジョルジオ・モロダーの人脈です。

ちなみに通常はマックとして
知られています。

アルバムのクレジットなどにも
Mack と書いてあり、
日本語では 「マック」です。

この人の名前は

Reinhold Mack ですので、

日本語ではラインホルト・マックです。

一部の記事で、
ラインハルトと書いてありますが
これは明らかな誤りと言っていいでしょう。

ラインハルトと発音されるのは

Reinhard あるいは Reinhardt です。

こちらもドイツ語で人名として一般的です。

Rein の意味は「清い」

hold は「愛らしい」

hard は英語と同じで「ハード」ですね。
ですから日本語風に言えば「剛」
あたりが近いでしょうか。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆プロデューサーのラインホルト・マック

なお、ジョルジオ・モロダーは
ミュンヘンサウンドの立役者です。

この人はイタリア人でして、
サンプラザ中野くんはモルダーと
間違って紹介しましたが
西脇さんはさり気なく修正していました。

Giorgio Moroder ですから、モロダーですね。

その、ジョルジオ・モロダーの
作品例として、ドナ・サマーが
かかりました。

正3:アイ・フィール・ラヴ  ドナ・サマー

ドナ・サマーが1977年にリリースした
アイ・リメンバー・イエスタデイに収録されています。


アイ・リメンバー・イエスタデイ [ ドナ・サマー ]

まさに、テクノディスコの曲でした。
サウンド的には
フレディ・マーキュリーの1984年のソロ作
ラヴ・キルズに似ています。

もちろんジョルジオ・モロダーの
プロデュース曲です。


神々の遣い~フレディ・マーキュリー・シングルズ [ フレディ・マーキュリー ]

ちなみに西脇辰弥さんが
サンプルで持っきたのがピコピコサウンドです。
これは、ノコギリ波をオクターブで
重ねたのだそうです。

この時代(1980年頃)は
ポリフォニックのシンセの
黎明期なので、シンセをどのように使うかの
探索期でした。

クイーンでは
ロジャー・テイラーとマックが
果敢に挑んでいます。

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