◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆マニアックな聞き所はアッパーストラクチャートライアド
正6:リービング・ホーム・エイント・イージー 放題:去りがたき家
ブライアン・メイ作
ジャズ(SHM-CD)
リードボーカルもブライアン・メイです。
アッパーストラクチャートライアドは和声のテクの名称です。
イントロ部分にある不安にさせるようなコード進行です。
上部の構造の3和音
同じルートの上にいろんなキーのドミソを乗せます。
するとコードが変わるたびに景色が移り変わります。
ロックバンドが使うコード進行ではありません。
では、どこで使われるかといえば
ホルストが惑星の中の火星で使っています。
スター・ウォーズのテーマにも使われています。
ちなみの、ジョン・ウィリアムズが
スターウォーズはもちろん惑星も演っている
音源がありました。

John Williams ジョンウィリアムズ / スター・ウォーズと名映画音楽集&ホルスト『惑星』 ジョン・ウィリアムズ&ボストン・ポップス管(2CD) 輸入盤 【CD】
未来的な、宇宙的な表現に使われています。
さすが天文学者のブライアン・メイです。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ヘイヘイヘイで変な曲
正7:ドント・ストップ・ミー・ナウ
フレディ・マーキュリー作
この曲の何が変かと言えば
多重録音されたコーラスにほとんど残響がついていません。(1点目)
ジグザグ録音がされています。(2点目)
しかし、最も変なところは小節の区切りです。(3点目)
多くの聞きやすい音楽は、4小節単位で進みます。
例えば、レット・イット・ビーです。

レット・イット・ビー スペシャル・エディション[1CD] [ ザ・ビートルズ ]
それなのにドント・ストップ・ミー・ナウは
小節の区切りが変なのです。
5小節、6小節、9小節
サビは4小節、4小節、7小節
曲の主要部分は変な小節区切りばっかりです。
それなのに変だと気づかせないところが
フレディ・マーキュリーの魔法です。
こんな事ができる作曲家は
フレディ・マーキュリーと
バート・バカラックぐらいなのだそうです。

バカラック・ベスト ~生誕80年記念スペシャル [ バート・バカラック ]
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆音のコラージュ
正8:モア・オブ・ザット・ジャズ
ロジャー・テイラー作
ボーカルもロジャー・テイラーです。
そしてドラムはもちろん、ギター、ベースなど
ほとんどの楽器を演奏しています。
さらに、アルバム内の他の曲のコラージュもしています。
ロジャー・テイラーの高音シャウトが聞けます。
このアルバムのタイトルナンバーと言っていい曲です。
そういうわけでこのアルバムは
A面とB面を合わせて13曲です。
フレディ・マーキュリー作品 5曲
ブライアン・メイ作品 4曲
ロジャー・テイラー作品 2曲
ジョン・ディーコン作品 2曲
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆曲目リスト
今回オンエアされた曲は以下のとおりです。
しゃべりのBGMで流れていた曲
イフ・ユー・キャント・ビート・ゼム 邦題:うちひしがれて
曲目リストに掲載されている曲
ユー・アンド・アイ
デッド・オン・タイム
イッツ・オンリー・セブン・デイズ
ドリーマーズ・ボール
ファン・イット
リービング・ホーム・エイント・イージー 放題:去りがたき家
ドント・ストップ・ミー・ナウ
モア・オブ・ザット・ジャズ
一般的にあまり評価が高くないジャズです。
しかし、西脇辰弥さんの解説を聞くと分かるように
工夫をこらしたアルバムです。
そして、曲のクォリティも高いですよね。
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