◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆オブ・ザ・ワールドがない理由
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さらに、チャンピオンのエンディングに
オブ・ザ・ワールドが入らなかった理由の解説です。
ライブでは盛り上げて終わります。
ビッグエンディングあるいはかき回しと言われます。
理由としては、
ビッグエンディングが付いていたら
次のシアー・ハート・アタックの
イントロがしょぼくなるからだそうです。
これは、録音技術の問題で、
録音の音量に限界があります。
ビッグエンディングにする場合は、
可能な限り大きな音量を入れようとします。
すると次に派手な曲が来ても、
音量が抑えられて物足りなくなります。
クイーンはこのアルバムよりも前に
ビッグエンディングの曲を2曲収録しています。
ライアーとタイ・ユア・マザー・ダウンです。
これらの曲の次の曲はいずれも
おとなしめで始まります。
すなわちそれらは
ザ・ナイト・カムズ・ダウン
ユー・テイク・マイ・ブレス・アウェイ
他のアーティストの例として、あがったのは2曲です。
ヴァン・ヘイレンのホット・フォー・ティーチャー
TOTOのホールド・ザ・ライン
ホット・フォー・ティーチャーは1984に収録されています。
次の曲は、ウェイトです。
ホールド・ザ・ラインはデビューアルバムのTOTO収録です。
次の曲はアンジェラです。

1984 [ ヴァン・ヘイレン ]

宇宙の騎士 [ TOTO ]
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆全力でおふざけをする
正4:シアー・ハート・アタック
ロジャー・テイラー作
この曲では、ロジャー・テイラー作で
はじめてフレディ・マーキュリーが
リードボーカルを担当しました。
あまりパンクっぽくはありませんが、
ひとつ言えるのはクイーンは
この曲で全力でふざけています。
まずは、
イナーイナーイナーイナーイナー
ここはinarticulateです。
不明瞭とか言葉にならないことを歌っています。
そしてこの部分は3拍フレーズです。
さらには、サビの部分の
クラッシュシンバルのタイミングです。
1番はまともですが、
2番以降は変なところで叩いています。
これは間違えたのではなく、
用意周到にわざと演っているそうです。
エンディング近くに、歯医者さん風の
変な音があり、
それから短いドラムソロがあります。
このドラムソロも
3拍フレーズのポリリズムです。
このフレーズでロートタムが使われています。

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ロートタムはハンドルが付いていて
太鼓のチューニングが変わります。
ロジャー・テイラーはこの部分で
2回ドラムソロを叩いています。
それをダブルで録音して
ステレオの左右に振り分けています。
左チャンネルの音は
高い音からどんどん低い音に変化していきます。
右チャンネルの音は
低い音からどんどん高い音に変化していきます。
実際に片方ずつ聞いてみると、
はっきりわかります。
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