ディスカバークイーン第27回 世界に捧ぐA面その2

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◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆オブ・ザ・ワールドがない理由


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さらに、チャンピオンのエンディングに
オブ・ザ・ワールドが入らなかった理由の解説です。

ライブでは盛り上げて終わります。
ビッグエンディングあるいはかき回しと言われます。

理由としては、
ビッグエンディングが付いていたら
次のシアー・ハート・アタックの
イントロがしょぼくなるからだそうです。

これは、録音技術の問題で、
録音の音量に限界があります。

ビッグエンディングにする場合は、
可能な限り大きな音量を入れようとします。
すると次に派手な曲が来ても、
音量が抑えられて物足りなくなります。

クイーンはこのアルバムよりも前に
ビッグエンディングの曲を2曲収録しています。

ライアータイ・ユア・マザー・ダウンです。
これらの曲の次の曲はいずれも
おとなしめで始まります。

すなわちそれらは
ザ・ナイト・カムズ・ダウン
ユー・テイク・マイ・ブレス・アウェイ

他のアーティストの例として、あがったのは2曲です。
ヴァン・ヘイレンのホット・フォー・ティーチャー
TOTOのホールド・ザ・ライン

ホット・フォー・ティーチャーは1984に収録されています。
次の曲は、ウェイトです。

ホールド・ザ・ラインはデビューアルバムのTOTO収録です。
次の曲はアンジェラです。


1984 [ ヴァン・ヘイレン ]


宇宙の騎士 [ TOTO ]

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆全力でおふざけをする

正4:シアー・ハート・アタック
ロジャー・テイラー作

この曲では、ロジャー・テイラー作で
はじめてフレディ・マーキュリーが
リードボーカルを担当しました。

あまりパンクっぽくはありませんが、
ひとつ言えるのはクイーンは
この曲で全力でふざけています。

まずは、
イナーイナーイナーイナーイナー

ここはinarticulateです。
不明瞭とか言葉にならないことを歌っています。

そしてこの部分は3拍フレーズです。

さらには、サビの部分の
クラッシュシンバルのタイミングです。

1番はまともですが、
2番以降は変なところで叩いています。

これは間違えたのではなく、
用意周到にわざと演っているそうです。

エンディング近くに、歯医者さん風の
変な音があり、
それから短いドラムソロがあります。

このドラムソロも
3拍フレーズのポリリズムです。

このフレーズでロートタムが使われています。


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ロートタムはハンドルが付いていて
太鼓のチューニングが変わります。

ロジャー・テイラーはこの部分で
2回ドラムソロを叩いています。
それをダブルで録音して
ステレオの左右に振り分けています。

左チャンネルの音は
高い音からどんどん低い音に変化していきます。
右チャンネルの音は
低い音からどんどん高い音に変化していきます。

実際に片方ずつ聞いてみると、
はっきりわかります。

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