アルバムデータ:シアー・ハート・アタック

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シアー・ハート・アタック(リミテッド・エディション) [ クイーン ]

A面

1 ブライトン・ロック  5:11
  Brighton Rock
  ブライアン・メイ 作
2 キラー・クイーン  3:00
  Killer Queen
  フレディー・マーキュリー 作
3 テニメント・ファンスター  2:46
  Tenement Funster
  ロジャー・テイラー 作
  ロジャー・テイラー リード・ボーカル
4 フリック・オブ・ザ・リスト  3:17
  Flick Of The Wrist
  フレディー・マーキュリー 作
5 谷間のゆり  1:44
  Lily Of The Valley
  フレディー・マーキュリー 作
6 ナウ・アイム・ヒア  4:18
  Now I’m Here
  ブライアン・メイ 作

B面

1 神々の業  3:22
  In The Lap Of The Gods
  フレディー・マーキュリー 作
2 ストーン・コールド・クレイジー  2:16
  Stone Cold Crazy
  ブライアン・メイ フレディー・マーキュリー ロジャー・テイラー ジョン・ディーコン 作
3 ディア・フレンズ  1:08
  Dear Friends
  ブライアン・メイ 作
4 ミスファイアー  1:49
  Misfire
  ジョン・ディーコン 作
5 リロイ・ブラウン  2:15
  Bring Back That Leroy Brown
  フレディー・マーキュリー 作
6 シー・メイクス・ミー  4:09
  She Makes Me (Stormtrooper in Stilettoes)
  ブライアン・メイ 作
  ブライアン・メイ リード・ボーカル
7 神々の業 (リヴィジテッド)  3:46
  In The Lap Of The Gods…Revisited
  フレディー・マーキュリー 作

1974年11月リリース
プロデューサー:ロイ・トーマス・ベイカー、クイーン

全英2位、全米12位、日本23位

こんにちは、
ぶらあどびじょんです。

シアー・ハート・アタックについてです。

シアー・ハート・アタック

クイーンは3枚目のアルバムで大成功を収めました。

シングルのキラー・クイーンやナウ・アイム・ヒアは
イギリスではもちろんのこと、
日本でも大ヒットしました。

アルバムも当然、売れました。

アルバムは津軽三味線のようなギターソロが聴ける
ブライトンロックから始まります。
もちろんブライアン・メイの作品です。

2曲目がフレディー・マーキュリー作の
キラー・クイーンです。
この当時、クイーンの代表曲と言えば、
キラー・クイーンに決まっていました。

5拍のフィンガーチップから始まる
(最初は1音のみ、2拍目から2音)
3分程度の曲は、クイーンの歴史を変えました。

つづく、
テニメント・ファンスター、
フリック・オブ・ザ・リスト、
谷間のゆり
と続くメドレーは圧巻です。

それぞれの作者は、ロジャー・テイラー、
フレディー・マーキュリー、フレディー・マーキュリーです。

ロジャー・テイラーの曲が、
妙に溶け込んでいます。

A面最後の曲は、ナウ・アイム・ヒアで、
ブライアン・メイの作品です。
この曲も、ギターナンバーのハードロックですね。

このA面は繰り返し何度聞いても飽きません。

いきなり悲鳴から始まるB面のトップは
フレディー・マーキュリー作の
神々の業です。

ドラマチックな曲であり、曲調はゆったりしています。
この悲鳴はロジャー・テイラーですが、
ボーカルはフレディー・マーキュリーです。
低い音域で歌うフレディー・マーキュリーの声を堪能できます。

一転してアップテンポのストーン・コールド・クレージー
始まります。
この曲はメンバーの4人の共作で、
クレジットに4人とも書いてある唯一の曲です。

続くディア・フレンズはブライアン・メイの曲です。
ボーカルもブライアン・メイかとも思うのですが、
よく聞くとフレディー・マーキュリーですね。

目立たないようですが、ファンの間では人気曲です。

続くミス・ファイアはジョン・ディーコン作です。
ジョンが初めて単独で書いた曲ですね。
クレジットの順番としては、ストーン・コールド・クレージーが
先でしたが、彼の名前が作者として書かれている記念すべき曲です。

今後も続きますが、ジョン・ディーコンの曲には
印象的なパーカッションが入っています。

短い曲が次から次に登場するのが
シアー・ハート・アタックのB面の特徴です。
アビー・ロードのB麺に通じるところがあるかもです。

次のナンバーはブリング・バック・ザット・リロイ・ブラウン
フレディー・マーキュリー作です。

原案はジム・クロウチのリロイ・ブラウンは悪い奴ですが、
全くの別曲で、オマージュと言っていいでしょう。
米国ボードビルを思わせる曲調です。
途中で、ベースのソロが入ったり、スローテンポになったりする
楽しい曲です。

最後の方でウクレレのような弦楽器のソロパートがあります。
ステージでは、小型のバンジョーが使われているようです。

つづくシー・メイクス・ミーはブライアン・メイの曲です。
副題がストームトルーパー・イン・スティルトーズです。
これは、暗殺用のナイフで、やられる側も気が付かないぐらい
巧妙にハートに一撃を与え去って行くという代物です。

つまり、この曲がアルバムのタイトルナンバーと言ってもいいでしょう。
リードボーカルはブライアン・メイです。
途中でバグパイプのような音をギターで出していますね。

圧巻はエンディングです。
吸う息、吐く息が何度も繰り返され最後に吸って、こと切れます。

緊迫した状況の直後に、
「それはとても簡単、僕にはできないけれど・・・」
と、フレディー・マーキュリーが歌い始めます。

々の業リヴィジテッドです。
神々の業、再訪ですね。
ウィー・ウィル・ロック・ユーとウィー・アー・ザ・チャンピオンズが作られるまでは、
クイーンのコンサートでは、この曲が締めでした。
会場全員で、
ウォーウォーラララ~ウォー
ウォーウォーララウォーウォウー

と、大合唱します。

容易に想像がつきますね。

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