第11回その2

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オウガ・バトルの解説が素晴らしい


クイーンII(SHM-CD)

ごきげんよう、ぶらあどびじょん です。
ディスカバークイーン!第11回についてのその2です。

西脇辰弥さん、本当に素晴らしい!
この、オウガ・バトルの解説は素晴らしかったです。

最初にジョン・ディーコンのフレーズや
フレディー・マーキュリーの叫び声(吠え声?)に
少しだけ触れた後、イントロの解析に入ります。

オウガ・バトルはイントロとアウトロの
リズムが同じです。
イントロはアウトロを逆回転させて作っています。

実際のオウガ・バトルのアウトロをサンプリングした
逆再生を聴かせてくれました。

すると、イントロになるのです。
なるほど、このようにして
あの不思議ないイントロを作っていたのですね。

裏2:ホワイト・クイーン
ブライアン・メイ作

つぎが、なぜこんな事ができるかの解析です。

オウガ・バトルのイントロやエンディングのリズムは
16拍 3拍3拍3拍3拍2拍2拍 に分けます。

強弱を書き表してみます。
○が強、△が弱です。
そして、●を小節の始まりとすると、

●△△○△△○△△○△△○△○△

これを、続けると

(1)
●△△○△△○△△○△△○△○△●△△○△△○△△○△△○△○△●△△○△△○△△○△△○△○△●△△○△△○△△○△△○△○△

ここで、●の位置を少し変えてみます。

(2)
○△△○△△○△△○△△●△○△○△△○△△○△△○△△●△○△○△△○△△○△△○△△●△○△○△△○△△○△△○△△●△○△

このリズムを、逆から再生すると言うことは、
反対からリズムを刻むことですね。
(2)を●から、逆向きに始めると、(1)になります。

これが、テープの逆回転ですね。

同じリズムはライアーのオープニングでも使われています。
かなり前から考えていたのではないでしょうか。
オウガ・バトルはアット・ザ・ビーブ収録曲で
唯一セカンド・アルバムに収録されています。


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アイディアを練りに練っていたのでしょう。

なお、当時はオープンリールテープが一般的でした。
これだと、逆回転機能がなくても逆回転再生ができます。

テープの左右を入れ替えればいいのです。
(ステレオのL,Rではない)
これはあくまでも一般家庭用の話です。

プロのミュージシャンが使っていたのは、
逆回転機能や、再生速度の変更機能が付いた
テープデッキだとは思います。


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