◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
オウガ・バトルの解説が素晴らしい
クイーンII(SHM-CD)
ごきげんよう、ぶらあどびじょん です。
ディスカバークイーン!第11回についてのその2です。
西脇辰弥さん、本当に素晴らしい!
この、オウガ・バトルの解説は素晴らしかったです。
最初にジョン・ディーコンのフレーズや
フレディー・マーキュリーの叫び声(吠え声?)に
少しだけ触れた後、イントロの解析に入ります。
オウガ・バトルはイントロとアウトロの
リズムが同じです。
イントロはアウトロを逆回転させて作っています。
実際のオウガ・バトルのアウトロをサンプリングした
逆再生を聴かせてくれました。
すると、イントロになるのです。
なるほど、このようにして
あの不思議ないイントロを作っていたのですね。
裏2:ホワイト・クイーン
ブライアン・メイ作
つぎが、なぜこんな事ができるかの解析です。
オウガ・バトルのイントロやエンディングのリズムは
16拍 3拍3拍3拍3拍2拍2拍 に分けます。
強弱を書き表してみます。
○が強、△が弱です。
そして、●を小節の始まりとすると、
●△△○△△○△△○△△○△○△
これを、続けると
(1)
●△△○△△○△△○△△○△○△●△△○△△○△△○△△○△○△●△△○△△○△△○△△○△○△●△△○△△○△△○△△○△○△
ここで、●の位置を少し変えてみます。
(2)
○△△○△△○△△○△△●△○△○△△○△△○△△○△△●△○△○△△○△△○△△○△△●△○△○△△○△△○△△○△△●△○△
このリズムを、逆から再生すると言うことは、
反対からリズムを刻むことですね。
(2)を●から、逆向きに始めると、(1)になります。
これが、テープの逆回転ですね。
同じリズムはライアーのオープニングでも使われています。
かなり前から考えていたのではないでしょうか。
オウガ・バトルはアット・ザ・ビーブ収録曲で
唯一セカンド・アルバムに収録されています。

送料無料【中古】At the BBC [Audio CD] Queen
アイディアを練りに練っていたのでしょう。
なお、当時はオープンリールテープが一般的でした。
これだと、逆回転機能がなくても逆回転再生ができます。
テープの左右を入れ替えればいいのです。
(ステレオのL,Rではない)
これはあくまでも一般家庭用の話です。
プロのミュージシャンが使っていたのは、
逆回転機能や、再生速度の変更機能が付いた
テープデッキだとは思います。
TEAC X-10R (premum vntage)
コメント