第5回その2

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◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ドゥーイング・オール・ライト


戦慄の王女(SHM-CD)

ティム・スタッフェルが出てきました。
前身バンドであるスマイルは3ピースバンドでした。

ブライアン・メイとロジャー・テイラーの
二人が在籍していました。

もうひとりがティム・スタッフェルです。
ベースとボーカルの担当しています。
ですから、スマイルのフロントマンでした。

ドゥーイング・オール・ライトはその頃からの曲で
クイーンもレパートリーにしています。
こちらのボーカルはもちろんフレディー・マーキュリーです。

正4:ドゥーイング・オール・ライト
ブライアン・メイ、ティム・スタッフェル作

この曲にも西脇さんの詳しい解説が入ります。

まずは夢のようなリバーブです。
イントロのピアノはブライアンが弾いているそうです。

普通のピアノの音に対して、
・イコライザーでハイ(高音)を上げる。
 低音は少なくして細い音にする。
・ものすごく深いリバーブをかける。

ここでの参考曲はフィフス・ディメンションの
マジックガーデン収録の
ザ・ワースト・ザット・クッド・ハプンでした。

フィフス・ディメンションは
アクエリアスで有名なバンドですね。

正5:ザ・ワースト・ザット・クッド・ハプン フィフス・ディメンション


ザ・マジック・ガーデン [ フィフス・ディメンション ]

裏3:サン・アンド・ドーター
ブライアン・メイ作

ドゥーイング・オール・ライトは、
サウンドだけでなく曲の構成からしても
次から次に飛び出してきます。

特に同じフレーズを楽器の音色を変えて繰り出す
ブライアン・メイの意気込みを感じます。

ここまでの二曲の落差も大きいですね。

ただクイーンのサウンド面の驚きは
まだまだ始まったばっかりです。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆グレイト・キング・ラット

グレイト・キング・ラットは西脇さんがグイーンで
ドラムを叩いていた時にレパートリーだったそうです。

カウントいらずの曲であり、それは構成力の賜です。

ドラムがタッタカタッタカ・・・とつづき
ギターがワウワウ鳴らす曲です。
途中でリズムが切り替わります。

正6:グレイト・キング・ラット
フレディー・マーキュリー作

この曲がフレディー・マーキュリー作で、
最初に登場した曲ですね。

この曲だけでも様々な普通じゃない要素があります。
ギターサウンドもドラムのリズムやサウンドも
普通ではありません。
果ては、ハンドクラッピングも入ります。

曲の最後のドラムソロは
ライアーに通じるリズムが聴けます。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ディ・レーン・リー・スタジオでのデモバージョン

ここで、ディ・レーン・リー・スタジオでの
デモバージョンが再び取り上げられます。

今回はブライアン・メイのリードフレーズの比較です。

右にノーマルな歪んだ音が聞こえ、
左からはワウペダルを使った音と
対話するかのような演出です。

プロデューサーはロイ・トーマス・ベイカーです。
後にカーズのキャンディO
フォリナーのヘッドゲームスを手掛ける
敏腕プロデューサーです。


Candy-O (Expanded Edition)


ヘッド・ゲームス(紙ジャケット仕様)

クイーンは最初の4枚と、ジャズの
プロデュースを担当しています。

裏4:セブン・シーズ・オブ・ライ(インスト) 邦題:輝ける七つの海(インスト)
フレディー・マーキュリー作

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