第7回その3

2021-05-19 at 12:32 AM

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ファースト・アルバムとセカンド・アルバム

ごきげんよう、ぶらあどびじょん です。
ディスカバークイーン!第7回についてです。

引き続き朝日順子さんによる、歌詞の解説です。

裏10:ネバーモア
フレディー・マーキュリー作

ネバーモアは古い英語で、「これからけして起こらない」
という意味です。
ネバーモアの小径に追いやられた先が、
これから始まる壮大な物語です。

マーチ・オブ・ザ・ブラック・クイーンの冒頭で
主人公の少年が
「本当なの?」と、3回も繰り返して訊ねます。

挙句の果ては「本当だと言ってよ!」と懇願します。
そういいながら怪しい世界に少年が入り込んでいくのです。

まぁ、そんな感じですね。

裏11:ジーザス
フレディー・マーキュリー作

マーチ・オブ・ザ・ブラック・クイーンを始めとする
セカンド・アルバムの世界観は、
ファースト・アルバムで予告されています。


戦慄の王女(SHM-CD)

それはセブン・シーズ・オブ・ライのインスト版だけではありません。

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ファースト・アルバムの裏ジャケ

裏ジャケットに、
チェスのホワイトクイーンと
トランプのブラッククイーンが描かれています。

それが、この2つですね。

なお、このファースト・アルバムの裏ジャケはいわく付きです。

最も有名なのは、
ジョン・ディーコンの名前がディーコン・ジョンとしてあること。
これは単純なミスプリントではなく、
意図的にそうしたとのことです。

しかし、本人が嫌がったためセカンド・アルバムからは
ジョン・ディーコンとなりました。

名前と言えば、
ロジャー・テイラーはロジャー・メドウス・テイラーと、
ロイ・トーマス・ベーカーはロイ・ベーカーとしてあります。

当初は、その名前でいこうとしていたのかもしれません。

また、有名なフレーズ「誰もシンセサイザーは演奏していない。」は
この裏ジャケに明記してあります。

この裏ジャケにはたくさんの写真が採用されています。
約45枚使われているようです。

なかでもブライアン・メイのペンギンの写真は有名です。

名前の表記では怒ったジョン・ディーコンですが、
裏ジャケの中で最も大きな写真は彼のものです。

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マーチ・オブ・ザ・ブラック・クイーンの歌詞のつづき

当時、日本で人気が出た理由で、
日本人は歌詞がわからないから、というのがありました。

それだけだと、クイーン人気の理由としては脆弱です。
ルックスだけであれほどの人気にはなりません。

頭韻を始めとする、音の響きが楽しいのが
日本のファンを魅了した一因とのことです。

サンプラザ中野くんの解釈ですが、
イギリスにはロード・オブ・ザ・リングを筆頭に
ファンタジーが盛んだったのが
クイーンにも影響しているようです。


文庫・新版指輪物語(全9巻)セット(全9巻) [ J.R.R.トールキン ]

ブラック・クイーンは
私は左手で統治して、右手で支配すると宣言します。
無垢だった主人公の少年は悪に引きずられ人が変わったように叫びます。

マイ ライフ イズ イン ユア ハンズ
アイル フォー アンド アイル ファイ

My life is in your hands I’ll fo and I’ll fie

この、フォーとファイはジャックと豆の木から取られているそうです。

童話の残虐性をモチーフに使っています。
下敷きを知っていると納得します。

正4:マーチ・オブ・ザ・ブラック・クイーン
フレディー・マーキュリー作

裏12:ファニー・ハウ・ラヴ・イズ
フレディー・マーキュリー作


クイーンII(SHM-CD)

これはBGMなのですが、
マーチ・オブ・ザ・ブラック・クイーンに続く曲を
そのままかけ続けているということですね。

このマーチ・オブ・ザ・ブラック・クイーンは
ボヘミアン・ラプソディのプロトになったという解釈も
賛成です。

朝日順子さんの歌詞解説は
非常にマニアックで、とても楽しめました。
このような企画は、ディスカバークイーンならではでしょう。

最後に朝日順子さんの名言です。

クイーンとは、一度入ったら出られない迷宮

言い得て妙です。

裏13:クール・キャット
ジョン・ディーコン、フレディー・マーキュリー作

これもコーナーBGMです。
このコーナーは、いるのでしょうか?


ホット・スペース(SHM-CD)