第18回その2

2021-08-03 at 10:34 PM

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デス・オン・トゥー・レッグス 西脇辰弥さんの凄い解説

さて、
ここからの西脇辰弥さんの
解説がすごかったですね。

ス・オン・トゥー・レッグスはロックとしては
前例がないような特殊な楽曲です。
たしかにそうなんですよ。


オペラ座の夜(SHM-CD)

この曲は、色んな意味で
おかしい曲です。
じっくり聞けば聞くほど不思議な曲です。

まずは構成が不思議です。

イントロからカットエンドまで
びっくりするような展開が次から次に出てきます。

とりあえず、歌の部分ですね。

Aメロはジグザグ録音です。
最初からとんでもない転調が繰り返されます。
異様なほどの緊張感があります。

続くBメロは
タイトルを歌う部分です。
バッキングはイントロのリフですね。
ですから、伏線回収をしています。

個々の部分は歌も難しく、
オンとトゥーが1オクターブ以上離れています。

そして、サビは
和声が安定しています。

緊張のAメロ
伏線回収のBメロ
和製安定のサビ

しかし、
随所にサウンドギミックが散りばめられています。
イントロの出だしから、
ピアノにリバーブがガンガンかかっていて、
それが次第に少なくなっていきます。

リバーブとは残響のことで、
エフェクターで人工的にかけることもできます。

これはフレディー・マーキュリーのピアノですよね。

そこに入ってくる
ブライアン・メイのギターの音色が
異様に多いですよね。

イントロだけでなく曲全体に渡って
たくさんの音色が聞かれます。

ベースもメロディーを奏でているところが
たくさんあります。
ジョン・ディーコンの演奏能力の
高さがうかがえます。

そして、極めつけは
ロジャー・テイラーです。
コーラスもかなりすごい曲です。
ただ、ドラムもたくさん入ってきます。

さらには、シンバルを逆再生しているほど
サウンドは凝っています。

曲は、その音でいきなり終わります。

デス・オン・トゥー・レッグスの
本当の凄さは、
この曲がアルバムのA面の1曲めに過ぎないということです。

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放送にはなかった余談

この曲は、フレディー・マーキュリー作ですが、
彼の曲がアルバムのオープニングナンバーになったのは初めてです。

過去の3枚は全て
ブライアン・メイの曲です。

これ以降も5枚目、6枚目は
ブライアン・メイの曲からアルバムは始まります。

7枚目から続く3枚は
フレディー・マーキュリーです。


ホット・スペース(SHM-CD)

その後は、アルバムオープニングナンバーは
ロジャー・テイラーの曲が主体となります。

なんとなくですが、
誰がバンドをリードしているのかの
傾向が見えてくるような気がします。